Log2Crd(Gaussianの出力logファイルを座標形式へ変換するソフトウェア)
Log2Crdは、Gaussianアウトプット形式のファイル(.logファイル)より、構造アーカイブを抽出し、Gaussianの入力形式のファイル(.com, .gjf, .crdファイル)を生成するプログラムです。
.logファイルを枠内にドラッグ&ドロップすれば、同じ階層に入力ファイルが出力されます。
JAVA APPLET VERSION
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上記プログラムを動作させるには、Oracle(R) Java(R) のダウンロード及びインストールが必要です。
過去のバージョン rev.120914(2012/09/14版) / rev.111126(2011/11/26版) / rev.101102(2010/11/02版)
バージョンアップ履歴
rev.150717(2015/07/17版)
- ログファイル内に複数のアーカイブが含まれている場合(Link1での連続計算時など)、最初か最後のどちらのアーカイブを抽出するか選択できる機能を追加。
- 複数アーカイブ時の選択機能の追加により、レイアウトとウインドウサイズを変更。
- 作成ファイルの拡張子のデフォルト選択をcrdに変更。
- ONIOMの振動解析ファイルの読み込みに対応。
- Windows版Gaussianのアーカイブ読み込みに対応。
- 出力ファイルには、入力ログファイルの改行コードを採用するように変更。
- ファイル読み込みルーチンの修正。
- キーワードにgeom=connectivityが含まれて場合、削除するように変更。(アーカイブには結合情報が含まれておらず、残ったままだと計算を実行した場合にエラーとなってしまうため。)
- 複数ファイルドロップ時に、アーカイブが含まれていないファイルがあり、ファイルの変換に失敗した場合でも、他のファイルの処理を継続するように変更。
- ドロップボックスに、変換ファイルの履歴を表示する機能を追加。
- 出力ファイルの拡張子を選択(com, gjf, crd)できるラジオボタンを追加。
- アーカイブ抽出時、アーカイブに加えてLink0コマンドを抽出するように変更。
- アーカイブ抽出時、アーカイブの振動解析値を削るように変更。
- 公開バージョン
著作権等
本プログラムの著作権は、(株)TSテクノロジーが所有しています。
本プログラムは、無保証・免責です。
本プログラムは、商用・非商用を問わず無償で利用でき、再配布も可能です。
再配布される場合は、TSテクノロジー、もしくは、Log2Crd - TSテクノロジー(本ページ)、へのリンクを表示して頂けると幸せます。
バグ等がありましたらお知らせ下さい。
Gaussian構造アーカイブと、座標形式(CRD)について
構造アーカイブとは、logファイルの最後尾に出力される以下の部分のことです。分子構造の座標とエネルギー値等が書かれています。(Windows版Gaussianの場合は、\が|と表記されます。)
1\1\GINC-NAGATO04\FOpt\RB3LYP\6-31G(d)\C7H12N1O1(1+)\PCUSER\17-Nov-200 7\0\\# 6d B3LYP/6-31G* opt optcyc=200 nosym\\Title for Gaussian98\\1,1 \C,2.4955818841,0.0202415116,-0.5090771213\C,0.5103496967,-0.039473111 1,0.7421050366\H,3.2797537785,0.139444892,0.262501106\H,2.9127425023,0 .3368598007,-1.4696633414\H,0.8359050511,0.0515231888,1.8062736444\H,- 0.5678900095,0.1622151392,0.7226333666\N,1.2696614529,0.7637552367,-0. 2056019311\C,1.4574409639,2.1582641574,0.1786644501\H,2.0336851049,2.2 709041152,1.1135455243\H,1.9836456675,2.6823230254,-0.6235560635\H,0.4 813086653,2.6342335714,0.3077072943\C,2.0041417496,-1.4288568981,-0.51 50475099\C,0.8446053571,-1.4262036214,0.3177820822\O,0.1199156364,-2.4 15162899,0.7205096415\C,1.9667853532,-2.319384516,-1.8163232928\C,2.88 93791271,-2.6696972915,-0.7305993717\H,2.3338192739,-1.795970312,-2.69 39323957\H,1.0691220929,-2.9103178685,-1.979217757\H,3.9449108047,-2.4 33416992,-0.8360183514\H,2.6913246821,-3.5456764273,-0.115363175\H,0.4 505200451,-3.2937536017,0.4406170246\\Version=AM64L-G03RevD.02\HF=-403 .6312715\RMSD=7.653e-09\RMSF=2.024e-05\Thermal=0.\Dipole=0.1921628,-1. 4302975,0.0380695\PG=C01 [X(C7H12N1O1)]\\@
Log2Crdを通して、CRD形式に変換すると以下のようになります。
# 6d B3LYP/6-31G* opt optcyc=200 nosym Title for Gaussian98 1 1 C 2.4955818841 0.0202415116 -0.5090771213 C 0.5103496967 -0.0394731111 0.7421050366 H 3.2797537785 0.1394448920 0.2625011060 H 2.9127425023 0.3368598007 -1.4696633414 H 0.8359050511 0.0515231888 1.8062736444 H -0.5678900095 0.1622151392 0.7226333666 N 1.2696614529 0.7637552367 -0.2056019311 C 1.4574409639 2.1582641574 0.1786644501 H 2.0336851049 2.2709041152 1.1135455243 H 1.9836456675 2.6823230254 -0.6235560635 H 0.4813086653 2.6342335714 0.3077072943 C 2.0041417496 -1.4288568981 -0.5150475099 C 0.8446053571 -1.4262036214 0.3177820822 O 0.1199156364 -2.4151628990 0.7205096415 C 1.9667853532 -2.3193845160 -1.8163232928 C 2.8893791271 -2.6696972915 -0.7305993717 H 2.3338192739 -1.7959703120 -2.6939323957 H 1.0691220929 -2.9103178685 -1.9792177570 H 3.9449108047 -2.4334169920 -0.8360183514 H 2.6913246821 -3.5456764273 -0.1153631750 H 0.4505200451 -3.2937536017 0.4406170246 Version=AM64L-G03RevD.02 HF=-403.6312715 RMSD=7.653e-09 RMSF=2.024e-05 Thermal=0. Dipole=0.1921628,-1.4302975,0.0380695 PG=C01 [X(C7H12N1O1)]